ワーク羽織は私たちが運営する日本茶カフェで使用する、スタッフユニフォームから生まれました。
「お茶淹れが美しく見え、動きやすい。そんな服が必要だ！」と構想から約２年、元々アパレル業界で働いていたスタッフみゆうさんと一緒に企画をスタート。
「着心地」「動きやすさ」「見え方」すべてを満たすことを目指し、現場での動きを検証しながらデザインしていきました。
また、「働く服」でもありながら「暮らす服」でもある、そんな一着を目指しました。

これぞメイドインジャパン。こだわりの仕立てによる上質なものづくり。

私たちが目指したのは、“美しさと機能性”の両立。その理想を形にしてくれたのが、シャツやブラウス、ワンピースを中心に手がける福島の縫製工場「サンユー二」が2012年に立ち上げた、ファクトリーブランド「motone」でした。

ブランドを立ち上げた根本ニトロクンさん（写真左）は、かつてバンド活動をしながら「自分が本当に欲しいシャツ」をお父様の工場に発注し、ライブ会場で販売していた経験を持ちます。その後、工場を引き継ぎ「motone」を立ち上げました。motoneの最大の特徴のひとつは、シャツには珍しい上げ下げできるリブ袖。これにより、腕まくりが自由にでき、作業や家事の動きにも対応することができます。

高級シャツと同等以上の仕立てで作られたmotoneのシャツは、シャツなのに窮屈さがなく、動きやすい。その着心地の良さに惚れ込み、2年前からmotoneのシャツワンピースをユニフォームとして使わせてもらっていたことが、今回の開発につながりました。

福島の工場では、熟練の技術をもつ職人さんがひとつひとつ丁寧な手作業でつくっています。30年以上にわたる経験の中で培ってきたノウハウが盛り込まれており、″ここを縫製したほうがポケットが破れない″ ″リブにステッチを入れているから生地がへたれにくい″ など、長く使えるための工夫が散りばめられています。

「お茶を淹れる姿が美しく見える服」を求めて。日本の和装を取り入れた、永く愛せる一着を。

私たちのものづくりの根底にいつもあるのは、受け継がれてきた良いものや文化を、現代の形にアップデートしていくこと。
今回は日本人の体型に合わせやすく、日本茶を淹れる場面にふさわしいものを、ということで、和装をベースにデザインすることにしました。
私たちが作成したラフスケッチをもとに、根本さんにパターンをオリジナルでおこしていただき、ありそうで無かった、唯一無二の「ワーク羽織」が形になった瞬間でした。
根本さんからは、「ボタンが無いシャツをつくったのは初めて。motoneのブランドからは生まれなかったものだから、日常さんならではのすごく良い別注ができたと思うよ」と、お墨付きをいただきました！

年代、性別、体型問わず、ユニセックスに。

和服が色々な体型に合わせられるように、ワーク羽織も体型に合わせて幅広い方に着ていただけます。さらに、着こなしにあわせて３通りの着方ができるようにしました。紐が4箇所についており、羽織のように軽く羽織って結んだり、着物のように結び合わせたり。また紐を外に出して、後ろで結ぶことでワンピースのようにも着られます。結び方を変えるだけで印象ががらりと変わり、様々な着こなしができることが特徴です。

素材はタイプライターという高級感のあるコットン生地を採用。高密度に織られ、軽くて丈夫、しわも味になる素材です。カジュアルにもきれいめにも合う万能な表情を持ち合わせており、良い着心地でありながら気持ちがシャンと整います。夏でも涼しい室内であれば風通しよく着られ、冬では中にニットを着てもごわつかなく、一年中着られます。

流行ではなく、暮らしの中に根付く一着を。

素材や縫製にこだわり、ただ着心地がいいだけではなく、年齢や性別、体型や季節を問わず長く着られる、伝統を取り入れた流行に左右されないデザイン。自分のペースを大切にする人へ届けられたらと思います。

今回は数量限定での生産になります。数に限りがございますので、お早めにどうぞ！KiKi北千住、日常（学芸大学）、オンラインストアにて販売しております。実店舗では試着もしていただけます。お気軽にお声がけください。

店頭ではスタッフが着用しておりますので、実際の雰囲気を見ていただけたら幸いです◎暮らしの中で永く使っていただけますように。